【ブログ】京都スマートシティエキスポ2024に参加してきました
みなさんこんにちは。スペースシフト事業開発部の平野です。
2024年10月3日-4日に京都府で開催された京都スマートシティエキスポに参加しました。あいにくの雨模様でしたが、お足元の悪い中 弊社ブースまでお越しいただいたみなさま、誠にありがとうございました。
京都スマートシティエキスポは世界トップクラスの研究開発型オープンイノベーション拠点 「けいはんな学研都市」において、 スマートシティの新たなイノベーションを創出する 国際イベントとして2014年から毎年開催しています。今年は本イベントによるスマートシティに関する最新技術の紹介、 セミナー・シンポジウムと同時に「京都フードテックエキスポ2024」、「けいはんなビジネスメッセ2024」も開催され、関西だけではなく全国から幅広い多くの企業や団体が出展していました。(2日間ではまわりきれないイ大規模ベントの詳細は以下のサイトをご覧ください)
https://smartcity.kyoto/expo2024/
今回スペースシフトはスタートアップフェス会場での出展と、ピッチイベントに参加してきました。スタートアップフェス会場にはおよそ30のスタートアップがブースを構えており、ヘルステックやDX関連など様々な企業が来場者と交流をしていました。同じ会場に自治体様のブースが出展されていたこともあり、弊社のブースには多くの県や市の方の訪問があり、サービスについての質問をたくさん頂きました。特にご興味を示された弊社サービスは遊休農地探索AIや斜面崩壊検知AIです。農家さんのご負担軽減は、農作物が名産品の地域では特に喫緊の課題ともいえるようです。また、災害対応などその地域の方の命に関わる技術のご紹介時には、どの自治体様も真剣な眼差しで説明資料を見ておられました。
また最終日には、各スタートアップによるピッチイベントが開催され弊社メンバーも登壇いたしました。残念ながら受賞は逃しましたが、会場では投影されたスライドを写真におさめられたり、弊社サービスに驚かれるご様子の方も多くおられ、衛星データの持つ可能性を多くの方に知って頂く機会となりました。
弊社メンバーのピッチの後すぐ、ありがたいことに自治体様含め数団体の方がブースに次々とお越しくださり、それはスタッフ一同がピッチの最終審査結果のアナウンスを聞く暇がない程の勢いでした。自治体の方からは「IT技術の導入を支援しているが、衛星データという選択肢があることが知れてよかった」というお声を、海外の方からは「海外でも需要がありそうな企業を知れて嬉しかった」というお声を頂き、SateLab(サテラボ)の理念にもあるように、“誰もが宇宙をもっと使いこなせる社会”の実現に更に近づけたような感覚を覚えました。
特に印象的だったのが、とある自治体の方から「宇宙のことはすごく遠くに感じていたが、身近に感じることができました」とお話しいただいたことです。衛星データという文字だけ見ると難しい技術に感じるかもしれませんが、実はそのカラクリを知れば理解しやすく「自分の仕事や生活でも活かせるかも!」と前述の自治体の方のように宇宙を身近に感じることが、きっとできるはずです。
今回参加した京都スマートシティエキスポは「安寧で継続的な未来を創る地域と産業」というテーマで開催されました。安寧という言葉を辞書で調べると“世の中が平穏無事なこと”という意味だそうです。私は日本の農作物や海産物、そして美しい景色が大好きなのでそれらを私たちに届けて下さる一次産業に従事するみなさまや地域を愛する方々の力になりたいです。24時間365日、地球を見守ることができるSAR衛星はまさに継続的に自然の恵みや地域の美しい景色を守る技術の代表的な一つだと私は思っていて、衛星データという選択肢が世に広まることを望んでいます。
もしこの記事をお読みになり、少しでも「衛星データとは具体的にどんなことに活かせるのだろう?」とご興味を持たれた自治体や一次産業のみなさま、もちろん企業のみなさまもお気軽にこちらからお問い合わせいただけますと幸いです。
弊社の技術を用いた取り組みや衛星データビジネスにご関心のある方は、ぜひ当社HPの お問い合わせフォームよりお問い合わせください。
- 記事作成者:平野(事業開発部)