干渉SAR技術を活用し、地表面の変位をミリメートル単位で検知する。業務提携先であるTRE Altamira社(イタリア)が開発した干渉SAR技術「SqueeSAR™」は、世界最高水準の精度で変位検知が可能である。
橋梁やトンネル、高層ビルなどの建造物において、干渉SAR技術を用いることにより、建造物自体の変位を検知する。一定期間モニタリングすることにより、季節変動と異常変位の区別ができる。これらの技術により、従来実施していた水準測量の回数や計測点を削減することができ、効率的なモニタリングが可能となる。
工場の駐車場に停車している車両台数等を指標とし、工場の稼働状況をモニタリングすることで、工場における生産量予測など、経済活動の状況把握に活用する。
2時期のSAR衛星画像を比較することにより、新たに建設された建造物を自動的に検出する。地図データの更新や、ガスパイプライン等の主要インフラ周辺の建設状況など、都市の動向把握が可能。また、新興国や過疎部など、地上データが不足している地域の現況や都市化への動向把握によって、経済指標の予測にも活用できる。