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衛星データを活用した変位解析 ③:TRE Maps 機能紹介

みなさんこんにちは。第2回では、可視化ツールである TRE Maps をご紹介し、実際の解析結果がどのようにご覧になれるかをご紹介しました。広範囲を一度に観測できる衛星のデータを用いることで、多くの計測点を取得でき、また、時系列でそれらの点の変位量を見られるということがイメージできたのではないでしょうか?

出所:TRE Mapsスペースシフト一部追記) 

 

第3回では、各解析点における変位量の表示方法や、TREMapsに備わっているデータ処理の機能をご紹介したいと思います。早速、地図上で表示されている解析点の一つをクリックしてみましょう。

 

出所:TRE Mapsスペースシフト一部追記) 

 

解析点をクリックすると、図のようなグラフが表示されます。これは、この解析点の解析期間中(上図の例では2016年〜2018年)の変位量を表しています。横軸が時間、縦軸が変位量を表しており、その地点がどのように沈降・隆起したのかを知ることができます。このようなデータ(時系列データ)が、マップ上の解析点全てに格納されています。

もしいくつかの地点での解析結果を比較したい場合は、Shift を押しながら、他の点をクリックすることで、同じグラフ上に別の解析点のグラフを重ねて表示することも可能です。丸印とグラフの色が対応しています。地点ごとにどのような変化が起きているのかを知ることは、目的に合わせた解析結果の理解の第一歩です。

出所:TRE Mapsスペースシフト一部追記) 

 

ここからは、TREMaps の持つその他の機能を簡単にご紹介します。画面の上部に、データツールがあるのは第2回でご紹介しましたが、今回はこのツールの実際に使用します。下の図ではそれぞれのツールの持つ機能を記載していますが、① の他に重要な ② 平均の時系列表示 と ③ 断面データの表示のツールを使用してみましょう。

出所:TRE Mapsスペースシフト一部追記) 

 

まず ② の平均の時系列表示ですが、こちらは簡単で、地図上でお好きな形を指定し、その內部の平均の変位量をグラフにして表示するものです。例えば大きな建物全体など、大規模な施設・インフラの大まかな変位量を知ることができます。

出所:TRE Mapsスペースシフト一部追記) 

 

次に、③ の断面ツールは任意のラインに沿って、変位量の断面図を表示する機能です。手順に沿って選択をしていくと、始点から終点の直線に沿ったある時点ごとの変位量が表示されます。緑ほど古く、赤いほど新しいデータなので、この断面からは「始点から 2500m地点では特に最近になって沈降が大きくなった」ことがわかります。あまり馴染みのない表示形式なので、直感的に理解するのは少し難しいかもしれませんが、単純な時系列データとは異なる視点でデータを見ることで、より深い地盤の変化の特徴を知ることができます。

出所:TRE Mapsスペースシフト一部追記) 

 

今回はマップの南東側のエリアを例に挙げつつ機能をご紹介しましたが、地点が変われば特徴も大きく変化するので、より深く知りたい方はぜひ別のエリアでも同様の機能を試していただければと思います。もちろん、地盤の変位に地質などの複数の要素が関わってくるので一概には言えませんが、衛星を使うことで広い範囲の変位量を得ることで、インフラなどの管理に有効活用することができます。次回以降ではこの衛星データによる変位解析を、実際にインフラ管理や工事モニタリングに活用した事例をご紹介していきたいと思います。

 

より詳しく知りたい方は、当社HPの お問い合わせフォームよりご連絡ください。

  • 記事作成者:堤 大陸( 事業開発部 )

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