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【ブログ】衛星活用講座 3:変化検知のメリット

エンジニアの安井秀輔です。 レーダー衛星の変化検知の応用を、前回ではご紹介しました。 

【ブログ】衛星活用講座 2:レーダー衛星の変化検知

 

今回は、変化検知のメリットについてご紹介します。 変化検知のメリットとして大きなものを2つご紹介します。 

 

1つ目は、変化検知の精度が高いことです。検出したいものだけを正確に検出するには、1時期だけの画像判読だけでは難しいことが多いです。そのため、2時期の画像を用いることによって、対象物の検知結果の信頼性を上げることが可能です。

能登半島地震前後の差分画像(スペースシフト作成)

 

さらに、レーダー衛星では、位相情報を利用して干渉解析ができます。

能登半島での位相解析によって得られた位相縞(スペースシフト作成)

 

以下の記事のようにミリ単位での変化も捉えることが可能です。

SqueeSAR™

2つ目は、過去データを活用できることです。変化検知では、2時期の衛星画像を用意します。衛星は地球を定期的に周回しているので、過去に撮像したデータ全てが比較対象として利用可能です。解析に利用可能な画像のペアを、衛星の特性や撮像条件など技術的な要素を考慮して選定することで、高精度な検出結果が見込めます。今まで撮像してきた全てのデータが資産として活用できます。

時期の選択パターンによって検知結果が変化するイメージ(スペースシフト作成)

 

弊社では、特定の衛星会社のみのデータを利用するのではなく、あらゆる衛星データを活用した解析技術を提供をしていきます。

用途に応じて適切な衛星・撮像を選択(スペースシフト作成)

 

より詳しく知りたい方は、当社HPの お問い合わせフォームよりご連絡ください。

  • 記事作成者:安井秀輔( 技術開発部 )、堤大陸( 事業開発部 )

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