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【ブログ】よくある質問集 ①:スペースシフトの特徴・SAR衛星データの特徴・変位解析

皆さんはじめまして、スペースシフト事業開発部の加藤です。私たちの会社ホームページをご覧いただき、ありがとうございます。日々、皆様から多くのご質問をいただいております。そこで、今回は皆様からよく質問される①スペースシフトの特徴、②SAR衛星データの特徴、③変位解析について、よくある質問集(FAQ形式)でまとめました。ぜひ参考にしてください。

 

① スペースシフトの特徴

Q:スペースシフトの強みはなんですか?

A:弊社の強みとしては下記3つが挙げられます。

■  独自のSAR衛星データ解析技術

SAR衛星データはマイクロ波を用いて撮像するため、対象物が画像上で倒れ込んで見えるなど視認性が低く、多様な解析手法の検討が必要であり、高度な専門知識が求められます。弊社は単一の衛星データでは得られない時間的な高解像度、空間的な高解像度を得るために、バンドや観測角度の違う複数のSAR衛星データを扱える高度な解析技術を保有しています。

■ AIとの融合による高付加価値ソリューション

SAR衛星データとAIを組み合わせることで、従来にない新しい価値やソリューションを提供します。例えば、膨大なデータの解析をAIで自動化することによる時間短縮や、専門知識不要で高度な解析結果を得ることが可能となります。

 ■ 幅広い分野への対応力

農業、災害対策など、多様な分野の課題に対して柔軟にソリューションを提供しています。

開発の特徴(スペースシフト作成)

 

② SAR衛星データの特徴

Q:SARデータの特徴は?光学衛星データとの違いは?

A:SARデータと光学衛星データには以下のような違いがあります。こちらでも説明しておりますので、ご参考にしてください。

弊社は以下のようなアプローチにより、お客様のニーズに応じた最適なソリューションを提供しています。

■ 光学データ:全体的な状況を把握し、視覚的に分かりやすい情報を提供。
SARデータ:光学データの弱点を補完。例えば、雲に覆われた地域の継続的なモニタリングや夜間・悪天候時の観測、地表面の微細な変化の検出。
■ データ融合:両データを組み合わせることで、より精度の高い分析と幅広い応用が可能に。AIを活用して、特にSARデータから人間では判読困難な情報を抽出。

衛星各種の特徴の違い(スペースシフト作成)

 

③ 変位解析

Q:SqueeSARとは?

A:SqueeSARは、干渉SAR(InSAR)を活用した世界最高峰の変位解析技術です。

変位解析のイメージ図(スペースシフト作成)

 

Q:特徴、強みはなんですか?

A:特徴、強みとしては以下があげられます。

● 干渉解析:衛星データを蓄積・解析し、微小な地表面の変動を捉えることができます。

● 高精度:垂直方向でミリ単位、水平方向でメートル単位の精度です。

● 広範囲・長期観測:広範囲で長期的な観測が可能。過去に遡った時系列情報も観測できます。

● 簡単設置:地表面にGPSレシーバや測量点が不要。

具体的な事例については弊社ブログのこちらもご参考にしてください。

■ 防災・土砂災害対策

土砂災害リスクを判定し、防災対策に貢献します。

活用例:ハザードマップの更新や発災時の避難計画の検討、防災サービスにおける情報提供など。

■ インフラ管理

インフラの劣化リスクを判定し、管理コストの削減に貢献します。

活用例1:鉄道の軌道変形や関連施設等の定期モニタリングに活用。

活用例2:大規模な工場等のインフラおよびその周辺環境の点検箇所を衛星で選定し、地上計測の頻度や労力の削減に繋げる。

■ 建設支援

建設予定地周辺の過去数年間の変位解析で建築リスクを評価すること、及び建築前後での地盤沈下の測量を従来手法と比較して効率化します。

変位解析の海外事例(スペースシフト作成)

 

以上が、皆様から寄せられるよくある質問とその回答です。私たちの会社について、少しでも理解を深めていただけたでしょうか?これからも、お客様の声に耳を傾け、より良いサービスを提供できるよう努めてまいります。もし他にもご質問やご不明な点がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。また、私たちの最新情報や取り組みについては、引き続きホームページで発信してまいりますので、ぜひチェックしてみてください。

 


 

弊社の技術を用いた取り組みや衛星データビジネスにご関心のある方は、ぜひ当社HPの お問い合わせフォームよりお問い合わせください。

  • 記事作成者:加藤(事業開発部)

 

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