「宇宙基本計画(案)」に関するパブリックコメントの募集は本日12月25日が最終日


「宇宙基本計画(案)」に関する意見募集について

「宇宙基本計画」とは、今後10年間程度を視野に置いて、平成25年度からの5年間を対象とした新たな宇宙基本計画の検討を進めているものです。JAXAの今後の中期の方針などは、この宇宙基本計画に基いて決定されます。今年6月のJAXA法改正により、文科省が所管する組織から、内閣府直下の組織として文科省、総務省、そして経産省が連携してJAXAを活用していく組織に位置づけが変わりました。またこれまで平和利用のみに限られていたJAXAの活動が「 わが国の安全保障に資するよう行われなければならない」 という条文とともに「非侵略」の軍事活動にも広げられました。

「宇宙基本計画(案)」は上記のJAXA法改正と合わせ、初めて日本国家として中期の宇宙開発計画を決定するために作成されたもので、今後5年間の日本の宇宙開発の方針を定義するものになっています。47ページの長文ですが、日本の将来の国際競争力にも関わる内容でもあり、気になる部分も多くあります。

(1)宇宙利用の拡大>より一般に広く宇宙を利用していく
(2)自律性の確保>他国に頼らないインフラを構築する

の2つを基本的な方針としています。その中で下記6つの項目を基本理念としています。

(1)宇宙の平和的利用>防衛への適用範囲拡大
(2)国民生活の向上等>防災活用、日本版GPS(みちびき)の整備
(3)産業の振興>民需の拡大で2600億円のマーケットから5000億円へ
(4)人類社会の発展>はやぶさ2を始めとした宇宙探査
(5)国際協力等の推進>観測衛星の情報提供を国際的に円滑に行う
(6)環境への配慮>いわゆるスペースデブリを出さない、減らす。監視網への協力。

しかしこの中では有人による宇宙開発に関して消極的な表現となっており、本当にこの方針で日本の宇宙政策は良いのか、大きな疑問も残ります。世界各国から人を軌道上や月、火星に送り込む時代に、日本だけが自国の技術で人を送り込めない、技術力を維持して行けない、という状況は国家的に大きな損失と考えます。

みなさんは日本の宇宙開発はどうするべきだと思いますか?
素朴な意見でも構いませんので、下記フォームから意見を送ってください。

意見の入力用のURL:
https://form.cao.go.jp/space/opinion-0001.html

スペースシフトとしては、今後の宇宙時代に対応していくため下記2点を申し入れています。
1)民間宇宙開発のより効果的なサポート体制の充実
2)国際競争力を保持するための有人宇宙開発の積極的な推進

貴重な機会ですので、是非参加してみてください!